セルフメディケーション
2021/07/07
セルフメディケーションって知っていますか?
数年前から『セルフメディケーション』という言葉が使われ始めています。
セルフメディケーションってどういう意味ですか?と聞かれるとすぐに答えれる人は少ないのではないでしょうか?
セルフメディケーションとは『自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当すること』とWHOは定義しています。
新型コロナウイルスが流行する前までは、少しの不調や風邪などはすぐに病院へ行っていた時代でしたが、現在は自宅で療養する方が多くなっている気がします。
そこで今回、私、薬剤師Fが個人的に風邪の時に持っておくと助かるOTC医薬品をご紹介しようと思います!
第3位 ぺラックT錠(成分名:トラネキサム酸)
→喉の痛みや腫れに効果がある成分です。喉が痛い時に病院でもトラネキサム酸がよく処方されます。市販でこの成分を購入できるのは非常にありがたいです!成分量も750mg と1日最大量配合してあるので病院でもらう薬と同じ量が飲めるので効果も期待できます。
ぺラックT錠の商品ホームページです。→https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/pelack_t_tab/
第2位 ストナ去痰カプセル(成分名:カルボシステイン+ブロムへキシン塩酸塩)
→これは本当におすすめの一品です。ネバネバした痰を解消し、出しやすくするブロムへキシン塩酸塩と喉の粘膜を正常な状態に近づけるカルボシステインがタッグを組んでおります。痰が絡まってしんどい時にはこれが一番です。
ストナ去痰カプセルの商品ホームページです。→https://search.sato-seiyaku.co.jp/pub/product/2088/
第1位 タイレノールA(成分名:アセトアミノフェン)
→やはり解熱鎮痛薬として一番使いやすいのがアセトアミノフェンですね。タイレノールAは1錠あたり300mgのアセトアミノフェンを配合していますので1錠でしっかりと効果が出ることが期待できます。また、他の薬と一緒に飲むことができやすいという点も◎です。価格も20錠あたり1000円程度とリーズナブルでお家に1箱は置いておきたい薬になります。頭痛、生理痛、高熱時など汎用性が広く圧倒的にOTC医薬品の中で1位です。
タイレノールAの商品ホームページです。→https://www.tylenol.jp/
以上がおすすめOTC医薬品ベスト3でした。
今回この3つを選んだ基準としてはなるべく余計な成分が配合されておらず目的の症状のみに使える薬はどれか?ということを意識して選びました。
風邪薬というとパブロンやコンタックなど『解熱剤+喉の痛みを抑える薬+鼻水、鼻詰まりに効く薬』などが1つになった薬が多いです。もちろん熱があって、喉も痛く、鼻水が出ている人はこういった薬を使うのがお財布にも優しく効果も期待できるでしょう。しかし、喉が痛いだけなんだよな。。少し熱っぽいだけ。。といった症状の方には使えません。なぜなら余計な薬まで飲むことになるからですね。
風邪の引き始めで喉だけ、鼻水だけ、熱・頭痛だけといった方に早めにその症状を和らげる薬があることをお伝えしたくて上記ベスト3を選びました。
ぜひご参考にしてください!
最後に全てのOTC医薬品に共通して言えることがあります。薬を飲み始めて4日程度経っても症状が治らなかった場合は速やかに病院へ行ってくださいね。